おいでよどうぶつの森 ぼくはどりとん

初めから村にいたのは、
強面のダンベルさんに、お姉さまなシルエットさん、
危険な香りのアンチョビくんだ。


深夜のダンベルさんや、
突然セーラーふくをくれたシルエットさんにもびっくりしたが、
アンチョビくんが、コレがもう、ある意味こわい。


初対面なのに、突然あだ名をつけやがる。
しかも、本名と一文字も合ってない
「どりとん」などと。
どりとんだぞ、どりとん!
なんだそれ、どりとんって! ひらがなだし!
ぜったい、外見で決め付けやがったにちげえねえ。
だって顔がどりとんっぽいもん。


相当似合っていたのか、
あっという間にこのあだ名は村に広まった。
そのうち新しいあだ名もできたが、そっちは広まらず。
いまだにどりとんのまま、誰も本名で呼んでくれない
・・・まあ、いいけどさ。


それだけじゃない、アンチョビくん。
会ってまだ二日目くらいだというのに、
「いいにおいだねぇ〜」とか言ってくっついてきやがる。
そんなにっ、ぼくはっ、あまいにおいがしますかっ!


でもなんだか、気持ち悪いやつだけどほっとけなくて。
なんとなく、お気に入りになっていて・・・
親友だよねぇ〜とか言って用事を押し付けられても怒れなくて・・・


そんな彼も引越ししてしまうようだ。
まだしゃしんももらってないのに。
ぜんぜん仲良くしてたつもりのなかったゴンザレスさえ
しゃしんをくれたというのに。
なんか振り回されっぱなしで終わった気がする・・・
しゃくだから引き止めちまおうかな。

おいでよどうぶつの森ってホラーゲーム

初めて森に入ったのは、深夜。
深夜、土砂降りの中、怪しげなタクシー運転手に連れられて。
見知らぬ土地に足を踏み入れる。


役場での手続きを終え、家に向かうも緊張は解けない。
何がどこにあるかわからない、歩き方さえ忘れてしまったようで、
地図を片手に握り締める。
高鳴る鼓動、ひやりとした夜の風に恐怖を覚え、
無意識に歩調も早まってきた
そのとき


フワリ


突然足元が闇の宙にとらわれたかのように浮いた。


ドシーン!!


そして、落ちた。
鈍い痛みが全身に走る。


一瞬、何が起きたのか分からなかった。
気づけば自分の体のハバぴったりの穴の中に、
行儀よくはまっている自分がいた。
どうすればいい?
どうすれば抜けられる?
そのとき、リンクの声が耳元で聞こえた。
「とらわれたときは、スクラッチだ!」
・・・そうか!


そして僕は、無事におとしあなから抜け出したのであった。
初めて出会った住人が強面のダンベルで(もちろん深夜)
ものすごいビビッたなどという話は、
また次の機会にでも・・・

おいでよ!どうぶつの森

また久しぶりになってしまった。
一応掃除はした。
だってまた、主の御子を迎える日が来るのだから。
聞いてくれよ、今年はめちゃくちゃハッピーだ。
子供たちに囲まれて子供たちに囲まれて!!
ようするにクリスマスはカップルを撲滅してる場合じゃない、
子供たちのための日なんだから。
うひょー





さて、ゲームのはなしをしようか。


いまさらというにふさわしいくらいの時が経ったゲームだろうか。
どうぶつの森
なんとなく、まったり系に飢えていたこともあり、
例によって4コマを読んでしまったこともあり。
うっかり始めてしまったコレ。



なんつーか、意外と、忙しいね。
毎日やらなきゃいけないような義務感があって・・・
いや、別にやらなくてもいいんだけど、
ほら時の流れとかがさあ。



あと、けっこう
つまんない。


いや、ゲームがつまらないとかじゃなくて、
始めちゃったのが冬だったもんで、
虫がぜんぜんいない。
それに昼間はほとんど触れないから、飛んでくるUFOやら
風船やらを打ち落とすこともできないし。
当然のごとく通信する友達なんていないし。


毎日つりをしまくる日々。
あけてもくれても、つり。
すごいつり。
ちょうちんあんこうがつれたときは仰天した、つり。
クリオネが来たときも目を疑った、つり。
スズキとアジはもういい、つり。
すべての家具を捨てて魚のみで部屋をいっぱいにしている
中毒なダンベルがいるくらいやばい、つり。


そんなこんなで、日記に書き甲斐のあるゲームではあるかもしれない。

思い出のアルバム?

さみしがってばかりいても仕方ないので
思い出のアルバムこと 攻略本を買ってみた


NINTENDO DREAMシリーズのやつだ
フルカラーで厚いのに他のと値段は変わらない
ちょっとお得感に負けて購入


中身も結構面白い
特に小ネタ満載でさみしい心を癒やしてくれた


他のも読んでみたいぜ
やっぱ攻略本っていいなー

さよならするために出会ってゆくのなら

さみしい
ゼルダの伝説をクリアして約3日
なんだろう このさみしさは


やさしいエンディングに心癒やされたはずなのに


居心地がよすぎたのかな
明るい世界に
待っていてくれる人に
帰れる場所に


そういえば 何日もかかってクリアしたゲームは
すごく久しぶりだった


ああ こんなんで次のゲームに手を出せるのか
いらぬ不安を心に秘めて
かるすは今日も生きるのだ

ゼルダの伝説夢幻の砂時計-ルピーとボク-

お小遣いの話で思い出した。
以前、アンジェリークの通過「ハート」について語ったことがあったが、
ゼルダの通貨「ルピー」もとっても奥深い存在だ。


きらきらしてきれいなルピー。
夢を見る島では999しか持てなかったルピー。
夢幻の砂時計では9999も持てるルピー。
しかも一個で5ルピーや300ルピー(!)の価値があるものも。


ルピー。
それは、敵を倒すと出てくる。
それは、宝箱をあけると出てくる。
ここまではよくある話だ。
だが、ゼルダでは、通貨であるルピーが
草を刈ると出てくる。
岩を壊すと、土を掘ると、ともかくいろんなところから出てくる。
これはすごい。すごすぎる。


こんなに簡単に手に入るルピーでは、
相当価値が低いのではなかろうか?
実際、夢を見る島ではルピーを使って買うものよりも
交換や宝箱で手に入るものの価値が大きかった気がする。
ルピーは、あればいいけど、なくてもいい嗜好品のような感じだ。
マリンには歌があればいいし、タリンにはキノコさえあればよかった。
だが、夢幻の砂時計ではどうだろうか。
人々はかなりルピーに執着しているように思える。
「財宝」を求め、「お小遣い」をくれるラインバック。
50ルピーは大金だ、といいながらその大金で大砲を売るエド
おたからをルピーで買い取る鑑定屋。
彼らから、ルピーは生活に必需で、
非常に価値あるものだと推測できる。
つまり彼らにとって、ルピーはそう簡単に手に入るものではないはずだ。


そこでようく考えてみた。
もしかするとルピーは、もともとそこにあるものを
リンクが発見するのではなく、
リンクがそこに刺激を与えることで生成されるのではないかと。
だってリンクは勇者だし。


リンクが勇者パワーで草を刈る。
勇者パワーと摩擦熱と草(とか土とか)のエネルギーが混ざり合って、
上手くいくとルピーが生成される。
できたばかりのルピーはまだ不安定で、
勇者パワーが離れるとしだいに拡散して消えてしまう。
しかし一度勇者の手に触れ、勇者パワーを強く受けると
エネルギーが安定し、ルピーの形を保てるようになる。
このほか、ごく稀に自然にルピーができあがることがある。
強力な磁場などに塊として存在することが多い。
通常通貨として用いられるのはこの自然ルピーである。


あっ、なんかそれっぽくなった。


それにしても、エドは50ルピーで大金だって言ってるのに
他の店とかぼったくりだよなあ・・・
もしかして島によって相場が違ったりするんだろうか。

ゼルダの伝説夢幻の砂時計-おじさんたちとボク-

夢幻の砂時計をプレイしていて、
すごいビックリしたこと。


船に乗り込んだ敵を倒すと、
ラインバックが、おこづかいをくれる。


なんでこれが? って思うかもしれないが、
これはすごいビックリした。
だって、船長、仲間じゃん。
仲間が助けを求めてて、そこに敵が現れてて、
自分もやっぱりピンチなわけだし。
それって、それって、敵を倒すのが当たり前じゃん。
当たり前なのに、なんでこう、ほめられるのさ。
しかも100ルピーとか、どんだけ金持ちなのさ。
このときホントに、ラインバックを見る目が変わった。
でっかい目でぱちくりして、ポカーンな感じだった。
大人って、すごいって思った。


「ありがとうございます、ゆうしゃさま」
でもなく
「このかねでそうびをととのえて魔王をたおすのじゃ」
でもなく
「ほれ、駄賃だ」
って、
そんなお金って、なんだろう。
ごほうびをもらえた嬉しさがある。
だけど、絶対に届かない、距離のある寂しさも。
船長は大人で、ボクは子供。
当たり前だけど不思議な関係が、すごい強調されてた気がする。
ボクのほうが強いし、勇者だし、
いっぱい謎も解いて、いっぱいダンジョンもクリアして、
ボクのほうがいっぱいすごい、けど、
やっぱりオトナに届かない。
オトナに縛られてる中で、オトナに守られてる中で、
ボクはとっても自由になってる。


ラインバック船長だけじゃない。
じいちゃんはもちろん、
勇者の兄さん、警備員の弟さん、ロマーニさんなど
このゲームにはたくさんの大人が出てくる。
そしてやたらめったらリンクを可愛がってくれる。
疲れてても剣の稽古つけてくれる勇者さんは、
やっぱり絶対勇者で、かっこいいし。
警備員さんは毎日いいものくれるし。
(これもすごいびっくりした、ふとっぱらすぎる)
ロマーニさんは縁日のオヤジみたいだし。
「そこらのおやじ」をこんなに愛せたゲームってなかなかない。
あと、
ジョリーンの捨て台詞言うときの口の形が大好き。


ピュアでイノセンスなコドモでいて、とっても心地よい世界。
夢幻の砂時計って、実はオトナゲーなのかもしれない。