ゼルダの伝説夢幻の砂時計-ルピーとボク-

お小遣いの話で思い出した。
以前、アンジェリークの通過「ハート」について語ったことがあったが、
ゼルダの通貨「ルピー」もとっても奥深い存在だ。


きらきらしてきれいなルピー。
夢を見る島では999しか持てなかったルピー。
夢幻の砂時計では9999も持てるルピー。
しかも一個で5ルピーや300ルピー(!)の価値があるものも。


ルピー。
それは、敵を倒すと出てくる。
それは、宝箱をあけると出てくる。
ここまではよくある話だ。
だが、ゼルダでは、通貨であるルピーが
草を刈ると出てくる。
岩を壊すと、土を掘ると、ともかくいろんなところから出てくる。
これはすごい。すごすぎる。


こんなに簡単に手に入るルピーでは、
相当価値が低いのではなかろうか?
実際、夢を見る島ではルピーを使って買うものよりも
交換や宝箱で手に入るものの価値が大きかった気がする。
ルピーは、あればいいけど、なくてもいい嗜好品のような感じだ。
マリンには歌があればいいし、タリンにはキノコさえあればよかった。
だが、夢幻の砂時計ではどうだろうか。
人々はかなりルピーに執着しているように思える。
「財宝」を求め、「お小遣い」をくれるラインバック。
50ルピーは大金だ、といいながらその大金で大砲を売るエド
おたからをルピーで買い取る鑑定屋。
彼らから、ルピーは生活に必需で、
非常に価値あるものだと推測できる。
つまり彼らにとって、ルピーはそう簡単に手に入るものではないはずだ。


そこでようく考えてみた。
もしかするとルピーは、もともとそこにあるものを
リンクが発見するのではなく、
リンクがそこに刺激を与えることで生成されるのではないかと。
だってリンクは勇者だし。


リンクが勇者パワーで草を刈る。
勇者パワーと摩擦熱と草(とか土とか)のエネルギーが混ざり合って、
上手くいくとルピーが生成される。
できたばかりのルピーはまだ不安定で、
勇者パワーが離れるとしだいに拡散して消えてしまう。
しかし一度勇者の手に触れ、勇者パワーを強く受けると
エネルギーが安定し、ルピーの形を保てるようになる。
このほか、ごく稀に自然にルピーができあがることがある。
強力な磁場などに塊として存在することが多い。
通常通貨として用いられるのはこの自然ルピーである。


あっ、なんかそれっぽくなった。


それにしても、エドは50ルピーで大金だって言ってるのに
他の店とかぼったくりだよなあ・・・
もしかして島によって相場が違ったりするんだろうか。