世界樹にゆれる心

世界樹の花を咲かせてもらい、世界樹を見に行く勇者一行。
メンバー変えようかなとも思ったけれど、
せっかくボスを倒したんだから花も見にいきたいに違いない、
と、あえて変えずに出発。
ここはさすがに我が勇者、いきなり入るのも怖いので、
世界樹の下でおしゃべりをしているエルフに話しかけてみる。


世界樹の花を使えば
どんな人でも生き返らせることができるのよ(うろ覚え&意訳)


世界樹に上る途中。
チューリップとひまわりの区別くらいしかつかないライアンや、
もっといっぱい咲けばイイのにーなんて言ってるアリーナや、
相変わらず高所恐怖症で泣いてばっかりのクリフトを連れながら
勇者の心は複雑怪奇。
ちょうでっかい世界樹の花(紫でなんかこわい)を、
ライアンが背負ったときなんて複雑最高潮。


誰に捧げるべきかは判ってる。
デスピサロの心を溶かす、つまり誰も傷つけずに、
世界の平和を守るため……それは判ってる。
まさか、実際この花を手にするまでは、
迷うなんて思っても見なかったのに……


父さん、母さん、シンシア……


花を背負ったライアン(キラキラ)を見つめながら、
下にいたエルフの言葉を思い出しながら……
やっぱり、無理なのかな。
きっと無理だよね。
肉体さえ残ってないんだし。
それに誰か一人だけ生き返らせても、この惨状じゃきっと
悲しむだけだよね。


自分の故郷、ついでにアッテムトまで思い出し、
ピピンのパパのことも思い出し……
ぐるぐるゆーうつ悪循環。
ロザリーだけが生き返ること、本当に正しいのかな。
でも、世界平和のため、これ以上悲しみを増やさないため。
ねー、誰かそういって、割り切らせて。ぐすんぐすん。


こんな思いを秘めながら、やっぱり何も言えずにロザリーヒルへ。
プレイヤーも自分の思い入れにビックリだ。
ここまで来てこんな気持ちが芽生えるなんて……
単にピサロが仲間になるってだけで喜んでたのになぁ。


おまけ。
下に下りてからエルフに話したら
「そろそろ世界樹の花を見に行こうかしら。」
……ゴメンナサイ。