しゃべらない主人公

あとで……といいながら何日も放っておくのは
いけない大人の代名詞である。


ところで、マテリアルクエスト。
2の主人公は表情豊かでよく喋ったが
1の主人公は喋らなかった。
いわゆる、ドラクエ風の「はい いいえ」のみの
主人公である。


DQとFFで、なんて比較されても
違いが多すぎてよくわからないのだが、
(ほぼ)同じ作者の似た雰囲気の作品でならよく判る。


喋らない主人公は「へなちょこ男(女)」になる。


1の主人公は立派な警察官みたいな人であり、
2の方では伝説にさえなったとある。
プレイ中にも落ち度は見つからない。


それでも、ダメ男。へなちょこ兄さんである。
主人公をほとんどへなちょこにしてしまうのは
私のクセなので、喋らないヤツは
その影響を思い切り受けるということなのだろう。


よく言われることであるが、
喋らない主人公の方が感情移入しやすいというのは
私にとっては正しかったようだ。
感情移入すればいいってものではないが。
(実際2の方が面白かった)


しかし、
私個人のクセはおいておいても……
喋らない主人公ってダメっぽくないか?
大抵一緒について来るのが
「オテンバな女の子」か
「傲慢(キザとか偉そうとか種類はいろいろあるかもだけど)な男の子」、
経験を積んだ年上系。
その上、場を説明するために、彼ら(仲間)は
「○○はどう思うの?」
「酒場に泥棒が入ってみんな困っているみたいね。
 どうする? 戦う?」
のように、まるで子供に説明するが如く
やさしく聞いてくださる。
ダメ子になってもしょうがないとおもうけどな……


例外をひとつ。
ドラクエ2ローレシア君。
ここまで……「自分がしっかりしなきゃ!!」
と思わせる主人公は珍しい気が。
なにもかもは、サマルのせいだ。