Another Moon Whistle

とにかく一気にやってみた。
なんていうか、議論ゲーム?
作者のサイトから飛べる掲示板での
レビューにあったとおり、
文字が多いし最初から重いし、ショタコンだし。
それでも楽しめたといえば楽しめた。
かるす単純だし。
なにより、95のMoonWhistleとキャラが同じなんだよ!
2000用のドット絵になっても、
脇役キャラのつくりが変わってないんだよ!
そこがなんと言っても嬉しかった。
ストーリーの流れ自体は、
外伝なんだからこれくらいでいいと思う。
ただ、議論シーンが多くて疲れるのも確かだ。
阿呆なので議論についていけなかったりする。
うぅ、ゲームの中でまでこんな無力感を味わわせなくっても!


テーマが重いわりに、MoonWhistleに比べて
心が痛まなかったのは何故かな。
テーマが完全に「いじめ」に共通していたからだろうか。
自分、いじめの経験はない。……多分。
幸せなことだ。
どっちかというと大学生の憂鬱、無気力、無力感
そんなテーマを持ったMoonWhistleの方が
深いところ、痛いところに共感しちゃったんだよな。


大人はわかってくれない。
このゲームの主人公たちや仲間のお姉さんくらいのときは
彼らと同じく、そんなふうに思っていた。
熱い思いで何か破壊の衝動に駆られたりした。
でも今は、生あたたかい家族の中で優しくいて
私に理想を唱えるものがあるなら、
そのとおり叶えてあげたい。
わかってやれないオトナのうちなのかもしれない。
それとも、
一番共感できたのが主人公(5歳)だったあたり、
あの頃よりずっと子供なのかな?


まあ根暗な思想論はこの辺にしておいて。
今回は前回敵側だったエイドスさんを仲魔にしてみた。
何故ならカッコイイから!
しかし、青いかいじゅうを仲魔にして
とらわれの正義の味方を助け出すゲーム。
というとなんかダメそうな愉快そうな感じだな。
実際、正義の味方がダメすぎて楽しかった。
どこの世界に何度もとらわれて幼稚園児に助けてもらう
ヒーローがいるってんだまったくもう。


次は……影のないファンタジーをやりたいよう。
なんかへなへなになってきたぞ。