やりかけソウルハッカーズ続きの続き

こんな主人公でも、ハラハラドキドキするときはある。
それは通常戦闘時。
悪魔とのふれあい。


やっぱ、相変わらず若い獣系会話大好きだ。
カワイイ、ナデナデふかふかしたい!
ヌゥ! オレサマ さまなー ナンカモラウ
とか、さいこー! ラヴリー!


逆に苦手なのは偉い人系。
すぐ呆れられるし、すぐ
もうたくさんだ 貴方とお話しすることはありません
ってなる。なんだよ、何が悪いんだ。
でも……


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あるときディブクとムキになって会話していた。
何度も呆れられては倒し、呆れられては倒し。
そしてようやくいい感じの関係になってきたある日、
あいつが俺に尋ねてきた。


「私に何を望むのです?」
低い声。
でかい青い顔は相変わらず無表情で、
俺には何を求められているのか、判断できなかった。


「仲魔になれ。」
俺は言った。
あいつの目を(顔、上と下があるが、上の方)じっと見つめて。
また呆れられるかもしれない。
ふざけるな、そう言うだろうか?
でも、この気持ちは抑え切れなかった。
正直な想いを、ぶつけたつもりだった。
覚悟は、出来ていた。


そんな俺に、あいつはそっと腕を伸ばした(下の人の手)。
そして、ゆっくりと答えた。
「その言葉を待っておりました。」


俺は耳を疑った。
でも、その声は力強く、いつものように少し気障で。
それは正確に、俺の胸に響いてきた。
頬が熱くなるのを感じた。
差し出された手を、握った。
冷たく、あたたかい手だった。
無表情な顔(上)がほんのすこし、柔らかく微笑んでいた。
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ってな感じで、OKしてくれたときには妙にドキドキしたり。
だって驚いたんだよ、その言葉を待ってたって……
プロポーズみたいじゃないか!
なんていうか、あれだな、悪魔は顔じゃないよな。