2004-08-10 第エピローグ DQ5・小説 >< それはある夏の日。 砂漠の街サラボナで、盛大な結婚式が行われたという。 新婦はサラボナに住む大富豪の娘、新郎は旅の若者。 新婦は天女かと見まごう程に美しく、清らかな心を持つ娘。 新郎は勇敢で、恐ろしい魔物でさえも従える澄んだ瞳を持つ若者。 若き夫婦は、それはそれは幸せそうで、誰もがうらやむほどだったという。 この盛大な結婚式は世界中の噂になり、後々にまで伝えられたが、 その数日後に、名もなき山奥の村で密やかに行われた結婚式について 知る者はほとんどいない。 THE END >