それが悲劇の始まりだった
そうそう、暗くしててもモテないだけ。
こんなときこそさくっとゲームを作ろう!
で、取り掛かったのがオープニング。
実は、今までオープニングが何もなかった。
これじゃあだいたい何が始まるのか、
主人公がどんな人なのか、サッパリ解らない。
その上なんだか知らないが、やる気が起きない。
そう、掴み一発、オープニングは大切だ!!
お約束なオープニングを作るにはどうしようか。
まずは悲劇が必要だろう。
悲しみと不安ががやる気と希望に繋がる、多分。
主人公の生い立ちを説明するために、
いくらか過去の場面を出そう。
それなら名前も自由に決められそうだ。
悲劇があり、過去のシーンを映すオープニング。
よし、これに決めた!
そんなわけで始まりはこれ。
悲しげな音楽とともに文字を出す。
そして台詞はテキトー。かっこよさげならいいんだ。
テーマが変わったら書き換えればいい。
これは……勇者!?
たった一人で勇者に立ち向かう先代魔王さたろう。
悲劇が起きてしまうのか!?
とまあ、こんな感じだ。
もうちょっと練るかもしれないが、
ないよりマシなオープニングが出来た(はず)。
よーし、ノッてきたぞ!
次はストーリーの続きをツクろう!