DQ4・小説

-ruby-

今日は、ずっと馬車の中にいた。 なんだか、外に出たくなかった。 空はずっと青かったけど、俺の心は、曇っていた。 戦いに出ていたみんなは、町に買い物に行っていた。 馬車の中には、俺と、そして・・・ ロザリーさんだけになっていた。 「勇者さんは、町…

えいっと前書き注意書き

なぜか勇者+ロザリーの小説を書いてしまった。 ロザリーにはあまり思い入れや愛着がなく、 やさしくて理想的な美人、悲劇のヒロイン・・・ その程度のものだった。 もしかしたら、この人とも仲良くなりたいっていう 私の望みなのかもしれない。 意外に勇者…

第5話

> 宿屋の扉が開いた。 勇者のベッドには、誰も寝ていなかった。 「ミネア殿、大変ですぞ! 勇者殿の姿が……」 「ええ、どうやら、心配は要らないようですね。」 「え?」 勇者とピサロは、同じベッドに寝ていた。 二人には狭すぎたベッドの端から、ピサロの右…

第4話

> 4話 「あらー、お二人さん、よるのぉデぇーート?」 「姉さん!」 「マーニャ殿!」 星空の静寂を破る影。 上機嫌のマーニャが、ぽむっと二人の肩をたたいた。 「二人ともぉ、地味なわりにはスミに置けないじゃなーい。 こっそり夜のデートだなんて、ロマ…

第3話

> 真夜中に、目覚めた。 闇の中にいた。 心と、体が震えた。 たった一人の、気がした。 誰かを、さがした。 でも、呼ぶことは出来なかった。 返事がないのが、怖かった。 隣のベッドには、 誰もいない。 その隣のベッドには、 誰もいない。 そのまた隣のベッ…

第2話

> その夜、ミネアは寝付けずに宿の外に出て星空を見ていた。 コナンベリーの寝苦しい夜。 潮風が汗ばんだ頬に心地よかった。 深い闇に星々が泳ぎ、 華やかな町の灯りと共に穏やかな夜が見える。 ミネアは夜、そっと静かな場所で、風の音を聞くのが好きだった…

第1話

> 真っ暗な 場所にいた。 たった 一人の 場所にいた。 真っ暗な中で なにも 見えないまま。 怖い怖い 声だけが生まれ 消えていったのを知った。 真っ暗な 闇を抜けても やっと その 闇を 抜けても 真っ暗な まま 光 思い出 今まであった現実 嘘だったのかな …

ちょっとまえがき

ピサロが仲魔になってのこと、 本当はもっとひたすら素直に書きなぐりたいんだけど ちょっとゲームに触れない状況なので。 かるく小説いってみました。注意 ・我が勇者なので泣き虫 ・ライアンとミネアが仲よさげ ・なにもかもがてきとーです じゃ、書いちゃ…